テニス部のあのこと付き合いたい

彼女とバッタリ鉢合わせたわけですが、私は普通に「よお、お疲れ」と声を掛けました。
一応私は冴えない男ではありますが、普通に会話するぐらいなら、特に誰とでも問題なくできますし、むしろ面白いことを言うのが得意なので、彼女とも普通に喋ることは、何度もあります。
ただ、さすがにこのような状況で喋ったことはないので、私も少し緊張しました。
一緒の電車に乗って、途中の駅まで彼女とは、色々と喋っていました。
私の面白い話にも、笑ってくれて、物凄い楽しい時間を過ごすことができました。
結局20分ぐらい一緒に喋っていましたが、こんな長く彼女と喋ったのは、間違いなく初めてでした。
このとき私は、かすかな手応えを感じました。
もしかしたら彼女は、「面白い男性が好きじゃないのか」と、頭によぎったわけです。
それ以降私は、彼女に積極的に話かけては、面白いことをたくさん言いました。
彼女もそのたびに笑ってくれます。
しかし、やはり一緒に帰ることができないのは非常に痛手で、それ以上仲を深めることはできず、そのまま高校3年になってしまいました。
しかし、彼女が好きな気持ちは、今でも変わりません。
高校3年になったら、私も彼女も本格的に受験勉強を始めることになりました。
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